黒アンソロおまけその2:after





実はシャカは…という一昔前のホラー映画なオチです。

今後の展開が楽しみ?的なところで終わっておきます。

うちの彼はムウ様のためなら魂のひとつやふたつ、
迷わず売っ払ってしまうことでしょう。

しかしなんかこう、追うほどに遠くなるような。
一応アンソロでも彼らの関係性は変わらないように
描いたつもり…です。実際の物理的距離はともかく。
しかし自分で描きながら、黒とはいえあのシャカが
ムウ様にああいうことをするのは抵抗がありました。
(ちょっと辛かったです笑きっとその反動がデスムウに)
普段、素でもっと非道な振舞いなんですけどね。不思議です。


「悪魔に魂」云々ってのは洒落のつもりで描いたんですけど
もともと光の存在の天使であって、自ら背を向けたわけで
あのシャカの技の背景にフヨフヨ舞ってる天使がアリだと
その逆も世界としてはあるのかなあと。
天使の中で最も輝いて美しかったとダンテやチョーサーに
語られた悪魔が落ちる原因は「傲慢」とされてきましたが
(まさにロマン主義黒サガっぽくってしびれるのですが!)
創世記の第六章「神の子たちが人間の娘の美しいのに目を止め」
あたりのと人間の娘との「恋」性的欲望だったのではないかと
青学のリンク教授の『悪魔』(高山宏訳, 研究社, 1995, pp.46-53)で
指摘しています。まあ、そのあたりの説細かく見てないんですけど、
これって聖書の「原罪」くらいに妙な説得力があるような気がします。

いや、別に、そこまで付会しようってわけじゃないですけど
神に近いということの強さと危うさとか危なさみたいなものが
あるんかなと。そして多分本人自覚ないあたりが一番心配です。


さらにどうでもいい話で恐縮ですが、黒アンソロで登場した悪魔は
今スウェーデンにある13世紀の有名な写本の挿絵を参照しました。
参照url:http://kb.se/codex-gigas/eng/
悪魔の助けを借りて一日で写本を制作したという逸話のある巨大写本です。
(この話、猫の手も悪魔の助けも欲しい修羅場には心底羨ましくってですね…笑)
日本語で紹介されたページもありました。一応のっけておきます。
http://o-navi.net/2007/12/codex_gigas.html

なんかですね〜我々世俗の人間よりも神様に近い聖職者のほうが
悪魔にも親しいんじゃないかとか不謹慎にも思ってしまいました。




お付き合いありがとうございました。