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「シャカよ!ムウはどうだ」 「意識はもどりませんが、脈はあります」 「ムウよ!死んだら許さんからな!」 死んでしまっては許すもへったくれもないだろうが、とにかく弱まってゆく小宇宙をなんとかせねばならない。シャカたちも必死である。 「頑張るんだ、ムウ!」 「阿頼耶識だ!八識を使いたまえ!」 「死ぬな!俺の聖衣の修復はまだなんだぞ」 「ムウ!死ぬなど漢として認めん!」 もはや何を言っているのか分からなくなっている者もいる。 一方、サガの蘇生にはシュラとアフロディーテとカミュが静かに加勢していた。アイオロスは童虎を呼びに五老峰に飛んでいる。 皆から離れ、デスマスクは一人、積尸気を展開していた。亡者の数は多いがあの二人なら目立つはず。 そう思って自らも黄泉比良坂に行ってみると。 「サガ!あなたこんなところで何やってるんですか?」 『そういうおまえこそ邪魔しくさって、何のつもりだ?』 「あなたはシオンになんて無茶を言ったのです?!」 『しかけてきたのは向こうだぞ!?』 「あの方とわからずや比べしてどうするんですか?!」 全世界の亡者の前で派手に痴話喧嘩を繰り広げている二人がいたのである。 デスマスクは馬鹿馬鹿しさのあまり見なかったふりをして帰ろうと思った。 しかし。 「サガ・・!いったい私がどんな気持ちで。。。」 怒りと興奮のあまり涙が出てしまうムウ。 『…すまん。大人気なかった。。。』 ムウを抱きしめるサガ。 「…本当に心配したのですから」 『分かっている。すまなかったな』 「サガ…」 『ムウ…』 エスカレートしてゆく二人をおいて、これ以上冥界に聖域の恥をさらすわけにもいかず、 「…お二人さん」 邪魔をすることにしたのである。 かくして。 ムウとサガは一命を取りとめた。 前代未聞の私闘を繰り広げたシオンとサガが女神からキツイお目玉をくらったのは言うまでもない。 しかし。 以来シオンはサガとムウのことについては 何も言わなくなった。 何も言わなくなったのである。 女神の謹慎がとけたら、また聖域に、白羊宮ににぎやかな日々がもどってくることだろう。 (強引に)終わります。 しかもつきませんでした、白黒。。(土下座) 余裕があれば後日談など。。。 ↑おそらく2005年?に書いたこれを2007年6月現在、読み返し、あまりのとんでもない内容に自分で驚いてます;;なんというかとってもシュールなサガですみません。せ…設定は四コマ等とは関係ないので…(大汗)
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