気が付くとびっしょりと寝汗をかいていた。
しかし…なんという夢だろうか。

昨日といい今日といい、何かにたたられているとしか思えない。
起き上がろうとベッドに手をついた瞬間、俺の体は凍りついた。

ムウが隣に寝ている。なぜか半裸だ。敷布から白い肌を背中まであらわにしている。
しかも自分も上着を着ていない。夢の内容が内容だっただけに慌てて敷布をめくる。…かろうじて下着はつけていたようだ。

記憶を必死で手繰りよせてみる。
昨夜は確かに酔っていた。二人でスピリッツを三本とはさすがに飲みすぎたかもしれない。

ムウは服は着てるだろうな。。そう思って敷布をめくろうとしたが…。
シーツに覆われた腰から脚にかけてのラインと薄布から透けて見える白い肌はなぜか自分がひどくやましいことでもしているような錯覚に陥ってしまう。
なんなんだこの色気は…
心疲が脳に来ているのか、俺は。
綺麗な顔をしていようと、なんだろうととこいつは男だ。
しかもこいつは世界中のどの女よりもたちが悪い。
…こいつのせいで俺は。。
昨日会ったばかりのシオンの姿が脳裏をかすめる。
ムウを溺愛する教皇のこと。たとえ何をしなくともこの状況だけで首が飛びかねない。

ベッドから起き上がっただけですでに疲労で死にそうだった。
鏡を見ると心なしか目はくぼみ、頬もやつれたような気がする。
俺は気力を振り絞って起きあがった。

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