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敵の小宇宙が白羊宮を襲った。 ひどく翻弄されてはいたものの、ムウは・・・無事だ。 安堵した瞬間、暗闇に敵の気配を感じ、俺はグレートホーンを放った。 手ごたえはあったが、俺もまた意識が遠のいてゆく。 ムウの小宇宙が近づいてくるのを感じる。 敵はまだ息がある。危険かもしれない。 しかしムウなら俺の様子で察することができるだろう。 そのあとの記憶はあいまいだ。 薄れゆく意識のなか、 敵の断末魔が聞こえた。 ・・・ムウ。間に合ったようだな。 ああ・・・お前を守ることはできなくとも 力にはなれたようだ。 俺は遠のく意識の中で、 再びムウの声を聴いた。 見ると俺を呼んでいるではないか。 叫ぶかのように、俺の名を呼び 滂沱の涙を流している・・・! かつて俺はこんなにも取り乱したムウを見たことはなかった。 ムウが泣いている。 俺だけのために泣いている・・・ 愛されていたと、うぬぼれてもいいか。 ・・・ムウ 俺は幸せだ。ムウ、俺は幸せなんだ。 ーー黄金の光は夜の静寂に薄れてゆき、 ひときわ大きく揺らめいて、消えた。 終わり エピローグ
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